
米株価指数先物は水曜日早朝、おおむね横ばい圏で推移しました。前日の米国市場では、ウォール街の主要3指数がそろって過去最高値で取引を終えています。S&P500先物とナスダック100先物はほぼ横ばい、ダウ先物は小幅高となりました。
S&P500は0.1%上昇し、初めて7,600を上回って取引を終えました。ダウ工業株30種平均は229ポイント上昇し、ナスダック総合指数も小幅ながら上昇しました。相場は引き続き、人工知能を巡る強い期待感と底堅い企業業績に支えられています。
アジア太平洋市場は水曜日、幅広く上昇して始まりました。中東紛争終結を目指す米・イラン協議を巡る不透明感がある中でも、投資家はそれをある程度織り込んだ動きを見せています。日本の日経平均株価は過去最高値を更新し、序盤の上昇幅を広げて2.1%上昇しました。オーストラリアのS&P/ASX200は0.36%上昇しましたが、今年第1四半期のGDP成長率は前年比2.5%と、市場予想の2.6%を下回りました。家計支出の弱さ、政府消費の減少、さらに鉱業部門が悪天候の影響を受けたことが成長の重しとなりました。
暗号資産市場では、ビットコインが水曜日に2%超下落し、65,400ドル前後まで下げて、2月以来の安値をつけました。投資家資金が引き続き伝統的な金融市場へ移っていることが背景です。ビットコインの弱さは、暗号資産から株式、未上場市場の投資機会、そして注目度の高いIPO案件へと流動性が移っていることを反映しています。投資家は現在、世界の株式市場で見られるより強いモメンタムを選好しており、ビットコインには引き続き下押し圧力がかかっています。
原油価格は水曜日に上昇しました。米・イラン協議を巡る不透明感の高まりと、両国間の軍事的緊張の激化を市場が見極める中、WTI原油は1バレル94.90ドルを上回り、ブレント原油も97ドルを上回りました。
金価格は水曜日も上値の重い展開が続き、4,500ドルを下回って推移しました。米ドル高と原油高が金需要を抑えたことが背景です。今回の下落局面では、米国とイランの敵対的な動きの再燃を受けて、安全資産としての米ドル需要が高まる一方、原油価格も押し上げられました。エネルギー価格の上昇はインフレ懸念を強めており、投資家の間では、FRBが金利をより長く高水準で維持するとの見方が強まっています。これは、金のような利回りを生まない資産にとってマイナス要因です。
投資家は現在、ADP雇用統計やISM非製造業景況指数など、米国の重要経済指標に注目しています。これらは、金曜日に発表される非農業部門雇用者数(NFP)を前に、米国経済の強さやFRBの今後の政策見通しを探る手がかりとなります。短期的には、中東情勢、米ドルの動き、そして金利見通しが、引き続き金価格の主要な変動要因になるとみられます。
リスク警告: 本資料は情報提供のみを目的としており、推奨や投資助言を行うものではありません。証拠金を用いた金融商品の取引には大きなリスクが伴い、すべての投資家に適しているとは限りません。
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