
水曜日の原油価格は、米国がホルムズ海峡で発生した3隻の商船への攻撃を受け、イランに対して新たな軍事攻撃を実施したことを背景に、大きく上昇しました。WTI原油は約3%上昇し、1バレル=72.50ドル付近まで上昇しました。一方、ブレント原油も約76.20ドルまで上昇しました。
市場では、中東情勢の緊張再燃により、原油価格が高止まりし、インフレ圧力が強まる可能性への警戒感が高まっています。これにより、米連邦準備制度理事会(FRB)がよりタカ派的な金融政策姿勢を取る可能性も意識されています。インフレ見通しを再評価する動きから、米国債利回りも上昇しました。
水曜日の米株価指数先物は、ほぼ横ばいで推移しました。投資家は、FRBの6月FOMC議事要旨の公表を控えるなか、中東情勢の緊迫化と原油価格の上昇を見極める展開となっています。ダウ先物は小幅に下落した一方、S&P 500先物は横ばい、ナスダック100先物は小幅に上昇しました。
アジア株式市場はおおむね下落しました。特に韓国と日本市場の下げが目立った一方、香港および中国本土株は相対的に堅調に推移しました。
ウォール街では、火曜日の取引で投資家がAI関連のテクノロジー株から資金を移す動きが見られ、ナスダックは下落しました。ダウ・ジョーンズも、取引時間中に過去最高値を更新した後、反落しました。
市場の注目は現在、FOMC議事要旨の公表に移っています。FRBは前回会合で政策金利を据え置いた一方、インフレが高止まりする場合には追加利上げを検討する可能性を示唆しており、投資家は今後の金融政策見通しについて、より明確な手がかりを得ようとしています。
金(ゴールド)価格は水曜日に小幅上昇し、2営業日続落した後、4,100ドル台を回復しました。米ドルの上昇が一服したことが支援材料となりました。
市場では現在、FRBが金利をより長期間高水準に維持するとの見方が強まっています。トレーダーは、年末までに少なくとも0.25%の利上げが1回実施される確率を80%超織り込んでいます。米国債利回りの上昇も米ドルを支えており、足元で金(ゴールド)は反発しているものの、上値は限定的となっています。
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