
S&P500先物、ナスダック100先物、ダウ先物はいずれも小幅安となりました。米主要株価指数が火曜日に3日続落となり、米国債利回りの上昇が相場の重しとなったためです。米30年債利回りは一時5.19%超まで上昇し、約19年ぶりの高水準を記録しました。10年債利回りも、インフレ懸念の再燃を背景に2025年初め以来の高水準に達しました。日本では、長期国債利回りは直近の過去最高水準からやや低下した一方、短期債利回りは引き続き上昇しました。
市場の関心は現在、AIセクターの強さや半導体需要を見極める重要な指標とみられているNvidiaの決算に強く集まっています。加えて、今後の金融政策の手掛かりを得るため、FOMC議事要旨にも注目が集まっています。アジア太平洋市場は水曜日、世界的な債券利回りの上昇とイラン情勢を巡る地政学的緊張の高まりを受けて下落しました。日本の日経平均は1.3%下落し、韓国のKOSPIは0.7%安となりました。
英国の4月インフレ率は2.8%となり、市場予想を下回り、3月の3.3%から鈍化しました。主な要因は、4月初旬に導入された新たなエネルギー価格上限制度です。ただし、イラン情勢に伴う世界的なエネルギー価格の上昇が、主要エネルギー輸入国である英国にも影響を与え続けているため、インフレ圧力は今後も高止まりする可能性があります。
金価格は水曜日も上値の重い展開が続き、4,470ドル前後の3月下旬以来の安値圏で推移しました。米ドル高とFRBによる一段と引き締め的な政策見通しが、貴金属相場の重しとなっています。
原油高を背景に、FRBが高金利をより長く維持するとの見方が一段と強まっており、市場では現在、2026年のFRB利上げ確率を55%超織り込んでいます。米国債利回りの上昇とドル高が続く中、金のような利回りを生まない資産には引き続き下押し圧力がかかっています。
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